クリニックのシンボルマークはパンダです。

開業が決まったあと、大学時代の友人で、芸術学群の卒業生のデザイナーに20近くのロゴマーク候補を作ってもらいました。
どれも素晴らしいできばえでしたが、どうしても、イメージが合いませんでした。
困ってしまって、締め切り期限の前の晩に深夜までかかって、自分で描き上げたのがこのシンボルマークです。

最初に漠然と、「マークは動物にしたい」って思ってました。
イヌやネコ、ウシやウマでは、まるで獣医さんです。
私のイメージなら、カバさんかな?でも、カバやワニじゃぁ、歯医者さん。
可愛くてもウサギさんじゃぁ、耳鼻科でしょう。

そこで、一番好きな動物、パンダにしました。当たり障りの無い動物だし、可愛いし、
人気あるし。

お医者さんといえば、イメージは額帯鏡と聴診器ですね。パンダの顔にこれらを書き入れて、その下に「なかやまクリニック」の名前を入れて、作者(=私)のイニシャル、『K.N.』を。パンダの周りには、当院の基本的なコンセプトである『整形外科という専門性を活かした家庭医』を表す、『ORTHOPEDICS(=整形外科)』と『HOME DOCTOR(=家庭医)』の文字を配置しました。

眠い目をこすりながら、出来上がったこのマークを眺めたときの興奮と満足感は、今でもよく覚えています。
それだけに非常に愛着あるシンボルマークになりました。

今でもこのマークを見るたびに、理想に燃えて開業したころの、あの純粋な気持ちが、鮮烈に思い出されます。